宮崎駿導演了其中第2、4、5、12、17和26集
あまりにも有名なコナン?ドイル作『シャーロック?ホームズ』シリーズが原作。1981年、イタリア國営放送RAIとの合作として製作がスタートした。 キャラクター全てを犬にするというユニークな設定で、原作のエピソードを取り入れながらも、スラップスティックなコメディとして楽しい作品に仕上がった。全26話中、6話(放映順とは異なる)を製作した時點でイタリア側の事情で製作が一時ストップし、84年に続く20話を製作、84年11月からテレビ朝日系列で放映された。
推理ドラマとしてより、コメディとしての色合いが強くなったためにクローズアップされたのが、モリアーティ教授。部下のトッドとスマイリーともども、ホームズの宿敵として毎回のように大活躍する(と言うか、毎回ホームズにしてやられる)。憎めない悪役として、大塚周夫が持ち味を発揮した。主役のホームズは、広川太一郎がまさに軽妙灑脫、ちょっとクセのあるインテリ中年を怪演している。聲の出演は他にワトソンを富田耕生、ハドソン夫人を淺上洋子が演じた。
監督にはスタート當初の6作品は宮崎駿、他の20作品は御廚恭輔が當たった。作畫監督は近藤喜文、山內昇壽郎、丹內司、友永和秀他。メインキャラ以外にも、各話に登場する個性豊かなゲストキャラが魅力たっぷりに描かれている。キャラクターだけでなく、クラシックなメカの楽しさも特筆もの。ホームズの愛車、プロト?ベンツ他、複葉飛行機、蒸気機関車、気球など、さまざまな乗り物が毎回スピード感と迫力あふれる追いかけっこを演じてくれる。また、モリアーティの発明品も見逃せない。ゴージャスなニセ金プレス機から、テレビショッピングで手に入りそうな筋力増強トレーニングマシンまで、毎回モリアーティの自稱“蕓術的才能”が編み出したメカが楽しめる。
なお、放映話數第5話の『青い紅玉』と第9話の『海底の財寶』は、テレビ放映に先立って86年8月に映畫『風の谷のナウシカ』の併映作品として上映された。この際のメインキャラの聲優は、テレビ版とは異なっている。